20140726 UPLAN 放射能健診の実現と被曝しない権利の確立をめざす!! 国際連帯集会


【放射能健康診断100万人署名運動全国実行委員会】
福島県で89 人もの子どもに小児甲状腺がんが見つかり、異常多発(アウトブレイク)という厳しい現実が明らかになっています。しかし、国や福島県は原発事故との因果関係を認めず、放射能健康診断・治療などの医療補償を行っていません(※現在行われている「福島県健康管理調査」は行政調査であり、医療補償の制度ではありません)。また、避難区域の解除を行い、避難住民に放射能汚染地域への帰還を奨励しています。放射能汚染による健康被害を認めない国の姿勢を転換し、医療補償の制度を早急に実現するため、私たちは『放射能健診100 万人署名運動』に取り組んでいます。
今年3月、署名運動の呼びかけ人の医師、学者、避難者、ジャーナリストの方々が、欧州の反原発運動の中心地ドイツを訪れ、核戦争反対医師の会(IPPNW)をはじめ多くの市民運動と、チェルノブイリとフクシマの放射能健康被害の実態を討論・交流しました。
このたび、ドイツの医師で反核運動に携わるデルテ・ジーデントプフさんを日本に招き、国際連帯集会を開催いたします。ヒロシマ・ナガサキとチェルノブイリの教訓から、福島原発事故の健康被害の防止と補償、、被曝しない権利の確立を求める運動の方向と展望を学びあう国際集会です。ご参加ください。
講演と討論
●デルテ・ジーデントプフさん(ドイツ・医学博士)
●髙松 勇さん(医師、医療問題研究会)
●福島原発事故被災者
医学博士 デルテ・ ジーデントプフさん
1942 年オルデンブルグ(北ドイツ)生まれ。1966 年学位取得試験、1968 年博士号取得。1967 年結婚し、子供二人を持つ。
2003 年現役引退。1981 年の創設当時からIPPNW(核戦争防止国際医師の会)に所属する。90 年代はじめ「ディーツェンバッハ・コスチュコヴィッチ友の会財団」を設立。年2回、ベラルーシに医療器具、衣服、自転車、ミシン、コンピューターなどの支援物資を送付するなどしている。