20150107 UPLAN【緊急セミナー】切迫する放射線被ばくの健診対策


【FoE Japan】
福島原発事故に伴う住民の健康管理に関して、環境省の専門家会議が「中間とりまとめ」を発表しました。
これにもとづき、環境省は「当面の施策」をとりまとめ、1月21日までパブリック・コメントにかけています。
しかし、多くの人々が切望した甲状腺がん以外のさまざまな疾病に対応した健診や、福島県外の健診については盛り込まれておらず、 福島県及び福島近隣県においてがんの罹患率に統計的有意差をもって変化が検出できる可能性は低い」「 心血管疾患、白内障を含む確定的影響(組織反応)が今後増加することも予想されない」などとしています。
福島県健康調査については、「疫学的追跡調査として充実させることが望ましい」としており、個人の 保健目的が縮小されるのかという懸念が生じています。
一方、福島県健康管理調査の甲状腺検査の2巡目で甲状腺がんの疑いの子どもが4人見出されました。いままで考えられていたよりも急速な甲状腺がんの進行が懸念されています。
内容(予定)
1.環境省の「専門家」会議と福島県県民健康調査の最新情報
2.発癌リスクは「識別できない」のウソ
3.議論されなかったこと…癌以外のリスクと県外のリスク
4.UNSCEARとWHOの報告書について
5.パブコメのポイント
6.質疑
※ゲスト:
崎山比早子さん(高木学校、元放射線医学総合研究所主任研究官)
吉田由布子さん(チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長)
瀬川嘉之さん(高木学校)
阪上武さん(フクロウの会)