AN 「二人静 - 「天河伝説殺人事件」より」


時間 00:04:24  公開 2014年4月29日
AN 「二人静 - 「天河伝説殺人事件」より」
【 作詞:松本隆 作曲:関口誠人 編曲:井上鑑 】
~☆☆明菜さん、5/1デビュ-32周年おめでとうございま~す!!☆☆彡~
(再UPですが、個人的に大好きな曲ですので。。。(^^♪)

 「二人静 -「天河伝説殺人事件」より」は、1991年3月25日に発売されました。この楽曲は、東映配給の角川映画『天河伝説殺人事件』の主題歌ですが、同映画のテレビCMとしてのみオンエアされました。(個人的には「映画版の主題歌」でもあって欲しかったです...。)

☆彡 タイトルの「二人静」とは能の演目の一つで、女の亡霊が心の内を語る演目を鬘能(かずらのう)と呼びます。原作の小説でもこの「二人静」は能の宗家の跡目相続に関する重要な鍵になっています。「二人静」は、鬘能の代表的演目の一つであり、源義経の愛妾であった静御前が亡霊となって現れ、浮かばれぬ魂魄(こんぱく)の弔いを願い舞うというものです。静御前の霊に憑依(ひょうい)された菜摘の乙女が、かつて静が吉野勝手神社に奉納した桜文様の装束を着けると、静の亡霊も同じ姿で現れる。憑依された菜摘の乙女と静の亡霊が、桜文様の長絹(ちょうけん)と烏帽子の装束で、「二人の静」となって同時に舞う。【能面の視界は極端に狭く、それゆえ二人の舞を同期(シンクロ)させるのは能楽師の高度な技量によってのみ成立する。】という所がこの演目の見どころです。

松本隆さんが明菜さんに作詞提供したのは本曲が初ですが、「日本的な情緒でありながらどこかミステリアスな異郷の雰囲気の漂う楽曲」であり、同じく松本隆さんが明菜さんに作詞提供した「落花流水」のいわば「源流」であり「共通する世界観」を感じます。
こういうタイプの楽曲の世界観をこれほど見事に表現できる唄い手は、明菜さんの他にそうはいないでしょう。
流石は明菜さんです!(^^)!
明菜さんは本当に【稀有な表現者】であるとあらためて感じ入ります!!(^^)v