映像ルポルタージュ 『FUKUSHiMA iNCIDENT Vol.001 完全ディレクターズ・カット版』


映像ルポ「FUKUSHiMA iNCIDENT Vol.001 完全版」
<カラー・日本・53分>

"福島へ行った。自分の資料用にチャチな小型カメラのGoProを片手に、見て測ってカメラを回した。あれから、もう三年が経とうとしていた。今更何をするのかと自問した。ボクは遅すぎた。いや、FUKUSHIMAは流行ではない。今そこにある危機、そして歴史そのものだ。何をボクはしようとしているのか?いや、もうやってるじゃないか。と、自分に言い聞かせて、目に見えない"それ"を撮ろうと、ボクは防塵カプセルに収まったGoProのスイッチを入れた。____"

☆解説☆
映画「カリーナの林檎」の今関あきよし監督のfacebookでの呼びかけでで始まった映像作家二人の"行動"。目標は分からないけど行ってみようよ、そして考えればいい。渋谷の喫茶店で語りあった末に、二人で「今の福島」を見てきました。そして、測ってきました。それも、クリスマス・イブの福島を見ようという思いつき。
そこから始まった、福島を知る旅。昨年の2013年12月から今年の春にかけて3回の福島紀行。
その第一回目の紀行を今回の映像メモとしてまとめあげたルポルタージュ作品です。ドキュメンタリーのような強い主張はない。しかし、見たママを伝えることは、素顔のママを観てもらうことが、福島の今を理解するヒントになると考えた。そして、二人も観客とまったく同じ視点でいる。
全編、小型カメラでの映像で捉えられた演出メモ。後にドラマなどの記録にしようと持っていったカメラが見たものは、静かで美しい福島と、決して話しかけてこない放射線の存在でした。その、見て感じたママをお見せします。
福島での原発事故の日常を、何度も福島を訪れている今関あきよし監督の的確なルートでめぐります。
福島を知り、研究のために訪れるためのガイドビデオとしてもご活用ください。

☆スタッフ・キャスト☆
取材・出演:今関あきよし×ヤン・カワモト
語り:今関あきよし×ヤン・カワモト
ナレーション:ヤン・カワモト
音楽:甘茶の音楽工房
監督:ヤン・カワモト
制作:LaCinq !TV
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